2007年皐月賞観戦記

出走馬の父系

サンデーサイレンス系 7頭
ノーザンダンサー系 6頭
グレーソヴリン系 2頭
ロベルト系 1頭
レッドゴッド系 1頭
ミスタープロスペクター系 1頭

以上18頭の父系に分類される。

2007年、3月、3日付の“父系を推理する”で述べた通り第1類に超大化したサンデーサイレンス系は闘争本能を完全に失った。

皐月賞に至るプロセスに様々の演出があった1番人気になったアドマイヤオーラはSS系の産駒であって弥生賞の勝馬である。同レースは14頭中12頭のSS系産駒の構成であって当然1・2・3着ともSS系になる予定のレースであった。闘争本能のない人気馬を作りあげた。ノーザンダンサー系は第2類に降格され少々ではあるが闘争本能は上向きになって来た。

トライアル的なG㈽・G㈼の勝馬(2007年)は、SS系アドマイヤオーラの1勝(前出)、ノーザンダンサー系ナムラマース父チーフベアハート、アサクサキングス父ホワイトマズル、サンツェッペリン父テンビー、レッドゴッド系フライングアップル、グレイソヴリン系ジャングルポケット、若葉賞(トライアル)ロベルト系ヴィクトリー。

SS系は組合せのトリックで勝ったアドマイヤオーラの只1頭であった。
ノーザンダンサー系のトライアルで次々と勝ち上って光が見えて来た第2類降格の効果である。
結果は、ロベルト系ブライアンズタイムの産駒ヴィクトリーが優勝した。
2着にはノーザンダンサー系テンビーの産駒サンツェッペリン。
3着はグレイソヴリン系ジャングルポケットの産駒か強力な追い込みを演じたが少差の3着となり豪脚を見せつけた。最強馬はフサイチホウオーである。ダービーへの夢は現実にならんとしている。

3月3日の“父系を推理する”と昨年のカテゴリで述べた通りの結果になった。
Roberto系、Grey Sovereign系、Red God系などは強力な闘争本能を持って生れている。又、極少数ではあるがDjebel系、St. Simon系、Gainsborough系が台頭する可能性は大きい。

尚、1着のヴィクトリー、2着のサンツェッペリンにはSSの血は入っていない。又、3着のフサイチホウオーの母の筒はサンデーサイレンスであるが★印の0交配である。
ダービーもSS系の台頭は無いであろう。

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