親カナメ物語 番外編 4 まんちゃん

う~ん 退屈や た~い~く~2~
やっぱ 番外編 出ればよかった でも おでん じゃ なぁ……

あれから 3年の付き合いを続けて ついに 愁一は プロポーズを クリスマスツリーの下で 言った

「 私、子供の頃 ホントにサンタさんがいるって 思ってたんだ」
へぇ~ みんな そうだったのかもね
俺も サンタさんになりたい
「ん?なぁ~に」
咲良さん 僕をあなたのサンタクロースの係にして下さい
「ん? ん? 」
いや 子供 産まれたら サンタさんになりたいなぁ~ って
「え~ 今の もしかして プロポーズ だったの? 」
すみません 言葉 足りなくて
「はい、いいよ」
えっ!
「立派なサンタさんになって 家庭を守って下さいね」
じゃ いいんですか? ホントですか?
「うん なかなか言ってくれないから やきもき してました」
ごめん 言う 勇気がなくて
「じゃ 家に挨拶に来てね 父は 厳格な人だから 大変だと思うけど」
はい 頑張ります

そして 当日…
新丁したスーツを来て 緊張した面持ちで 訪問した
初めまして 佐藤愁一と申します。咲良さんとは 3年程 お付き合いさせて頂いております。今日は 結婚を許して頂きたく 参りました。
「咲良の父です。 3年も付き合って 来るのが少し 遅いんじゃないかね?」
パパっ
いえ 確かにそう思います 印刷会社に勤めて 5年になります。 やっと 結婚資金も貯まりましたので こうして ご挨拶に参りました。
「うん そうか で 生活費は大丈夫なのかね 」
子供が出来るまでは 共働きでお願いしようかと考えておりますが…
「うん そうか … それで良いのか 咲良」
うん 辞めるつもりはないよ 二人で頑張って マンション 買うの
「ほう で 趣味は?」
趣味ですか? え…と ゴルフは 接待もあり 好きです
「パチンコとか 競馬は?」
やった事 ありません 学生の頃 たまに麻雀を付き合わされた事はありますけど
「じゃ 遊びは? 酒とか …」
もう パパ いいでしょ で 反対なの 賛成なの
「反対は いまさら しないけど 結婚してから 遊びを覚えたら 心配かなって」
パパ みたいな 競馬おやじには させませんよ
えっ! 競馬 お好きなんですか
好きってもんじゃないの 動物園に行こうって 妹と二人連れて 行くのは いつも 馬しかいない 競馬場。
「たまに ロバとか ポニーとか いただろ」
どっちも 馬でしょ
キリン とか パンダとか見た事なかったわ
「仕方ないだろ 母さんが動物アレルギーなんだから ね 母さん」
また 私のせいにして 競馬が好きなだけでしょ
だからね 競馬とかやる人 嫌いなの 愁一君 やったら 離婚よ
「おいおい 結婚する前から 離婚かい 少し考え直した方がいいかもよ 尻に敷くタイプだよ」

一同笑顔で 緊張した1日は 終えたのであった

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