第17回ヴィクトリアマイルGⅠ

心配された天気は、当初の週末の予想より雨は降らなそうなものの、しっかりとした雨量で、道悪適正は問われる馬場。ましてや、なぜか早くも内側が荒れ出した先週を見ても、外枠でも十分に戦える馬場。それはそれで全馬公平とも言える馬場かもしれません。

◎思いきってデアリングタクトにする予定でした。ただ荒れ始めた最内①ゲート。力以前に、不安の方が・・・多々あります。

仕方なくの部分もあるのですがデアリングタクト評を下げて、◎本命は当初の対抗⑬レイパパレにしました。あらかじめ書いていたデアリングタクト部分でも触れますが、東京1600はスピードもスタミナも同時に求められます。その点と馬場状態、大阪杯の大楽勝からもかなりの巧者でしょう。唯一の不安は2000m使用の競馬を続けて、レースも教えてきて1600に短縮する点。そこが川田騎手が自信を持って「問題なし、待ち望んでいた舞台」とプラスを強調しています。当初対抗に据えた唯一の不安定でもあるのですが、ここまで言われれば心配なしと見たいです。

以下⑪⑤①③⑦⑧⑰。③~⑬の間に納めたかったのですが、①は当初の本命、⑰は昨年から牡馬の一戦級にぶつけてきた経験が、この舞台で一気に実になる可能性もありと見て最後の1頭です。

ちなみに、当初本命予定の①デアリングは・・・
まず古馬で東京1600を勝つ馬は2000mでも通用のスタミナを持ち、スピード一辺倒では押しきれないコースだと言う事。更に1番強い競馬を見せたのが、超道悪の桜花賞であり、3歳冬を考えれば超高速であったエルフィンS。共に1600mです。

無敗の牝馬三冠は素晴らしいのですが、2000m以上では能力の高さで勝っていても、マイルの強さは発揮できていないと見ていました。中間はゲートも速くなりピッチ走法になってきたとか・・・。マイル指向が高まってきた気がします。

ケイ靭帯炎・・・一昔前なら即引退でしたが、馬の獣医の友人も、昔と比べ治せる病気・骨折が増えたと言っていました。長期休みで常識では消しです。ただその常識が塗り替えられる時代。勝つ為の条件は最内以外は整った気がします。

また②ソングラインを軽視しました。早くから素質を見抜いていたつもりの馬でフォルムもとても好きな馬です。ただ母系を見ても、この馬のレースを見ても1600は微妙に長い。もうひと踏ん張りのきかない距離です。中間の気配も最高ですが、このレベルのマイル戦となると、スタミナ面での不安がつきまといます。来年の高松宮記念の本命候補と考えています。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で

コメントを残す