2023年5月7日 第28回NHKマイルカップGⅠ

タイトルホルダーの競走中止等での本命馬消えた天皇賞(春)や今までの予想の数々を踏まえると、回収率を考えれば断然1人気を買うことのメリットを感じない(敗けを回収できない)ので、となれば断然1人気の本命を避けて予想すべき···としばらくはこの流れでやってみます。と言いつつ、これで昨年の阪神JFを外したんですよね。あの時は素直にリバティ本命なら3連単まで的中予想でした···吉と出るか凶と出るかですが···

さて今回のマイルCは、1人気の予想もできない程の大混戦。ならば断然人気はないので、ここは仮に◎1人気でも仕方なしで予想します。

まず3歳戦はスケールで圧倒できる事も桜花賞や皐月賞の様に多々あります。今回は、カルロヴェローチェ・ダノンタッチダウンとナヴォーナをあげておきます。カルロは素質だけなら世代No.1とも言えます。ただ気性難も世代No.1と言えるかもしれません。初戦のポテンシャルなら、ダービーを取れるだけの器です。それが使う度に抑えのきかない気性になり、1週前調教はズブズブに···。まともに走ればが常につきまとう。気性難から、距離もどんどん短距離に移行しつつある気もします。ダノンは朝日杯までのレースが能力だけで走ってきました。皐月賞パドックも素晴らしい馬体、ただ道悪は空っ下手の走りで大惨敗。今回は間隔も短い中で使ってきて、このローテと前走のダメージが鍵です。ナヴォーナは初戦が圧巻、体質弱くデビュー遅れ、調教も厳しくできません。ただ初戦は道中のラップが緩む中、インの後ろに下がらざるえない展開を最後外に出して大物感溢れる末脚。初戦で得た経験の大きさも陣営の想定以上でしょう。前回も道悪で良く走っています、ただこの馬も前走のダメージは考慮すべきでしょう。

と素質馬は全て難ありです。

続いて時に素質を凌駕するセンスや先行力です。ドルチェモアは皐月賞3着のファントムシーフのイメージ。ずば抜けた物はありません。2歳時の朝日杯までの連勝も展開や好騎乗等恵まれた部分もあります。でも恵まれる形を作れるのは、センスのある裏付けです。オールパルフェはドルチェをスケールダウンした感じ。エエヤンは素質もありますが、中山での3連勝を考えればセンスも十分。問題はやや押せ押せローテで問題は府中の走り、前進気勢のかなり強い馬で内枠で壁を作って進みたいところです、デムーロが乗らないのもマイナスです。オオバンブルマイやショーモンもこのグループです。

そして忘れてはいけないのが、牝馬の存在。モリアーナは待望の鞍上強化(ただ安易に飛び付くと失敗後悔の経験多々あり)。シングザットソングもレースが上手くなってきました。東京向きでしょう。ただローテはきつそうです。ウンブライルもようやくまともに走る様に、ただやや押せ押せで来ている点が気になります。

と、何かに長けている馬殆どに不安材料ありと言える中で、枠順と天気予報を見て···
◉⑩⑫⑬⑧⑮④②⑨

まず雨の降り出しがいつかが何とも言えない予報ですが、馬場は悪化していく中でのやや重、重を想定しました。アーリントンCはかなりの道悪で、今回もその上位馬に印を打ちましたが、何れも調教も動いていますので、上積みはなくとも道悪での疲れは少ない、また道悪適性は保証されている…と捉えて評価しました。

本命の⑩オオバンブルマイ···自分でもまさかこの馬(名前)を本命にすると思いませんでした。京王杯は内でストップ&GOの立て直す不利があっても1着、朝日杯も出遅れ直線進路が狭くなっての7着でも前走5人気。ハッキリ言ってとこまでいっても人気にならないタイプです。馬体も小さい、血統も地味、名前もいい加減?···軽視されるべき要素満載ですが、レースを細かく見直すと前走も外に切り返す不利あっての勝利。しかも一列後ろのナヴォーナを簡単に引き離しての1着は価値があります。ここまでのトータル完成度で勝負の馬なので、4歳の春のG1で勝てるかは何とも言えません。ただ大きくこける姿が想像できないのがこの馬。直前調教の気配も抜群、父の産駒の道悪適正、また前走道悪でも最後は馬場の良い外を通れた。バテバテでなく同じレースの他馬より疲れも軽いだろう···と考え本命にしました。

対抗の⑫クルゼイはトータル的には、本命を打ちたい馬です。左回りも上手いです。ただデイリー杯の5着が何の内容もない敗戦で、ポロッと敗けてしまうそんな心配が付きまといます。前走は素直に評価、その時の2着馬は先週強い勝ち方をしていて、より前走評価が上がりました。

3番手4番手は、本命対抗の近い枠、もしくは同じ様な位置を取れそうな馬です。

最後に⑨としました。良馬場なら評価をグッと上げたい馬です。1勝馬で抽選突破で出走できて、さぁ行くぞと思った矢先にこの天気予報···運も尽きた感もしますが、初戦のスケールを信じて狙ってみます。

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