2024年11月24日(日曜) 東京12R ジャパンカップ GⅠ

欧州の名馬オーギュストロダンが来日。しかもディープインパクト産駒でラストラン。出来すぎたシナリオのJCで夢物語を描きたくなるものの、いくら欧州の名馬でディープインパクト産駒だからって、そう簡単にハッピーエンドの物語通りにいかないのが、日本の競馬。競馬にはロマンがあって良い、ただロマンにはまりすぎると馬券の神様は遠さがってしまう。日本の競馬で神様に愛されているのは武豊だけで、ドウデュースの有馬は武豊だからこそ。日本の競馬の神様はライアンムーアにドラマは求めていない··· なんて書くと、ロマン派を否定しておきながら、ロマンを語る競馬ファンになってしまいますが、日本の名馬達が凱旋門賞で奮わない様に逆もまたしかりは、近代競馬の常も常です。またオーギュストロダンは去年のBCでシャフリヤールと差のない競馬。愛チャンピオンSはシンエンペラーと僅差。左回りのシャフリヤールはなかなか強いので、オーギュストも強いと言えますが、ではドウデュースより強いかと言われれば、それはNOと即答になります。 さてそのドウデュース、天皇賞(秋)は本当に強く、馬体は相変わらずの好馬体ですが、パドックの動きは作秋より明らかに滑らかになってきました。流石はハーツクライ晩年の最高傑作と言えます。一方天皇賞(秋)は半信半疑の作りのジャスティンパレスも1週前調教は、天皇賞(秋)までとは見違える動き。明らかに変わってきました。前走でも神戸新聞杯でも、昨年の天皇賞(秋)見ても、左回りの方がキレ味を出せます。現役No.1のポテンシャルと思っていますが、ドウデュースの前走が強すぎてそれも揺らぎます(笑)。でも日本の2強は間違いなく強いでしょう。 それとチェルヴィニア。秋華賞の調教では、まだ上がありそうな中で、明らかに春とは雲泥の差を見せつけていました。この馬の力からすれば、前走は朝飯前です。JC行っても楽しみと思いましたが、直ぐにそのローテも表明されました。2強と先ほど言いましたが、3強対決ですね。  そして枠と天気を見て··· ◎④⑨③①⑭⑦⑤⑧ 枠は悩ましくなりました。ドウデュースの③はこの馬にとっては決してプラスとは思えません。武豊馬の評価を下げると毎回逆に結果を残すので、下げたくはないのですが(笑)、ドウデュースは大外ぶん回しのスタイルが常で、下げる位置からの競馬が予想され、馬群に包まれる等はないと思いますが⑨を対抗に上げました。◎④は偶数ゲート後入れでもあり最高の枠ですね。 水曜調教後は、外国勢含めて景気の良い話ししか聞こえてきません。スミヨンが超強気なのは不気味ですが···。また外国勢が調子良くても、日本勢も調子良いならやはり重い印は日本馬中心です。 様々な取材情報が飛び交う中、私が最も注目したのは④Cデムーロの「どこまでも止まらないぐらいの強さを感じました」のコメント。デキの良さと、まさに理想の競馬をしてくれそうな雰囲気がプンプンです。 さて◎ジャスティンパレス、ステイヤーであるこの馬の本質はスタミナ勝負に持ち込む事。肉を切らせて骨を断つです。他馬に合わせた追い出しはいりません。クリスチャン得意の強き押しきり豪腕No.1で良いんです。 宝塚記念では、鮫島騎手が変な男気見せて、イクイノックスに決め手勝負を挑んでしまいました。昨年の有馬は大外ぶんまわし、横山武の仕掛け遅れ、脚をあましました。スタートのやや不安な馬ですが、クリスチャンの強気に応えてくれる馬のはずです。 外国馬ならオーギュストではなく、①ゴリアットを上位に。今年の強さからスミヨンの強気も頷けます。怖いなと思ったのは、直前の東京芝での調教。スムーズに滑る様に重心の低いまま加速していきました。かなり古い話しですが、直前調教見て本命に抜擢したJC優勝馬ゴールデンフェザント(米)を思い出しました。この時私15歳、でも競馬の知識は今49歳よりかなりありましたね(笑)。今年のキングジョージ勝ち馬に敬意を表し、3強+1の見方としました。スターズオンアースも強さは認めますが、⑭であっても大外なので1つ評価を下げて···JCは内枠有利がハッキリとデータに残るレースです 薄目の3連系に△としても、配当はそこまで期待できません。ならば当ててみせましょジャパンカップ、強気にいきます。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で

コメントを残す