第55回高松宮記念GⅠ 4歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 コース:1,200メートル(芝・左)

先週のルメール騎手の成績はとにかく酷かった。土日に渡り人気馬を馬群に沈ませてばかり、馬の質を考えれば1つ1つ丁寧に乗っているミルコデムーロの方が、実は今は良いのではないかと思えるぐらいです。

とある人が「サウジやインドに行って、自分のブランドアピールしていては、日本の競馬を考える時間なんてないよ」···確かに言えてはいますが、そんな点では、ネット競馬イベントで予想を披露、野球に集中しているのと疑問の巨人移籍・田中将大投手の方が、個人的には不可解なのですが···

昭和の時代は節目節目や自分の立場をわきまえて行動していた気がします。結果出ていれば、両立でOKなんですけどね。本業がダメなのに、他の事やっていられるかと···自分も古いタイプの人間です。

とプロ野球開幕もあって?かなり横道にそれてしまいました(苦笑)。

中身のない前振りが長すぎましたが、このレースの考え方の基本は、しばらく上位のメンバーは力関係が変わっていない事を前提に、横綱はナムラクレア・ママコチャ・マッドクール。大関がルガル・トウシンマカオ。関脇サトノレーヴ。前頭筆頭エイシンフェンサー・ビッグシーザー···

でしょうか。ナムラクレアはGI勝ちはないものの、抜群の安定感で横綱としました。ただそれだと双羽黒ですよね。優勝しなかったしなぁ···なんて思いつつ、ルガルはGI馬ですが、安定感や去年の秋だけなので、まだ大関ランクとしました。

どの馬も調子が良さげ。そして横綱3頭は、左回りも得意、ナムラとマッドは馬場不問。安定感と再現性に長ける馬達です。軸を選ぶならまずこの3頭のどれか···面白味はないですが、何れも本命に推した事のある馬で、思い入れのある馬達です。

そして天気予報とにらめっこしつつ、調教後馬体重と枠も出ての結論です。

◎①③⑥⑫⑮⑭⑩②

調教後馬体重で気になったのはナムラクレアの498キロ。前走より18キロ重い。既に完成形の馬が、急に増量パワーアップのわけはない。気になるので調べると、昨年の高松宮記念は調教後484キロ→レース470キロ。スプリンターズSは調教後486キロ→レース472キロ。鮮やかにレースで絞ってきます。名馬は自分で体を造ると言われるが、今回も絞ってくるのは間違いないでしょう。ただ気持ちそれでも幾分重いかなの気はします。

ママコチャにしろマッドクールにしろ年齢と共に体重を増やす理想的な形。最近は2歳戦や3歳春に急に体重増やして大失敗もよく見受けられるので、その点でもこの3頭に対しては、関係者が馬と向き合ってきた証拠でしょう。

とまたまた横綱3頭の称賛ですが、枠がぁ···です。この時季の中京は馬場が大変読み辛く、土日で全く違う馬場になる事があります。過去の傾向を見ても総じて言えるのが、道悪なら外枠、それ以外は内枠天国···である点です。この辺りは先週までAコース→Bコース変更での内柵移動で、インの馬場が良好な点も考えられます。

⑭ナムラと⑮ママコチャ、今の天気予報だと死に枠です。また名手と言えど、名手だからこそお互いを意識せざる得ない枠にいて、これはこれで気を遣いそうです。またナムラにとっては外枠+前走は後方で脚を貯めた分の切れ味とも言えそうで、本来の好位差しだと詰めが甘くなる可能性もあります。

◎①マッドクール···確かに最内はかなり嫌です。ただ控えても良い馬で、昨年は控えて結果を出しました。昨年と同じ事をすれば···結果はついてくるとも言えそうです。②の出方は気になりますが、坂井騎手の機転の利いた騎乗に期待します。

⑥は左回りとも言われますが、実際まだ何とも言えません。昨年のこのレースは参考外です。スタート決めれば、好位から運べる前半の脚もあるので、この枠は吉と言えます。

穴らしい穴ではないですが、②ウインは本命の直ぐ隣で、今年の自分の狙いたい番号のトレンドです。前走は作りも余裕残しとの事でも、結果的には十分で衰えはなさそうです。左回り経験も十分で、最後の1頭に入れました

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