毎週毎週反省から入るのも嫌なのですが、ここで終わりにしたいと思いつつ、楽しみかつまた難しい天皇賞になりました。
ただ1つ言えるのは、改めてドバイのレースから振り返ると、メイショウタバルは強いなと。5着でしたが、最後までしぶとく粘っています。また2番手から早めにつついたのは、あの香港の英雄ロマンチックウォリア-で、ブレイディヴェーグは逆に離されました。左回りは神戸新聞杯も大楽勝。展開が味方する可能性もあり、良馬場でも無視は禁物でしょう。
さてその展開面ですが、メイショウの逃げ、番手ホウオウの流れが確率的にも高そうです。ホウオウが勝つ為には、前と適度に離れつつ、後続を封じながら自分のスパートを待つ。ただこの競馬を近走心掛けながら惜敗が増えています。上級クラスだとこの戦法に限界がきている気がします。
枠の関係等で、メイショウが後手踏んだりした場合も考えられますが、それでも岩田父は番手からの競馬に何とかこの馬を収めようとしてくるでしょう。これがこの馬の勝てるポジションだからです。
ホウオウにとって苦しいのは前を行くメイショウが強い馬である点。後続封じつつ、前を捕まえにいかねばなりません。なかなかこれはハード、そしてメイショウには恵まれた展開が期待できます。
では勝つ為のポジションでベストはどこでしょう。逃げのメイショウも悪くないですが、ベストはホウオウの後ろです。おそらく向こう正面まで、この位置の取り合いになると思われます。
枠的にも正直⑦マスカレードがベストでしょう。ルメールは勝つ位置を知っています。でも金曜段階で単勝1倍台···レース直前は2.7倍ぐらいでしょう。ただ同じく3歳で優勝のイクイノックスやシンボリクリスエスと同じクラスの馬には思えず···いや今年のレベルなら十分戦える···の見方もできますが、ルメール過剰人気なら対抗にあえて落とします。
結論は
◎⑭⑦⑬⑤⑨⑪③⑧
としました。東京2000は外枠不利でなぜ大外◎とも自分でも思えますが、⑧ホウオウの後ろを取りやすく、また最もホウオウの後ろがベスポジを知っているのが川田騎手です。
前走放馬大暴れの馬を本命はかなりきついですが、その分ゲートで待つ必要のない大外は好都合。(前回の競争除外でゲート先入れ等になっていたらすみませんが、調べがつきません)。そして直ぐ隣のメイショウは逃げ馬。これを追う様にして直ぐ位置をあげられます。真ん中の馬は⑧ホウオウの後ろを取るが為に、やや牽制も入れつつ探りつつのスタートになるはず。川田はその間を狙いやすく、ベスポジに収まるの見立てです。見事な金鯱賞の再現を期待します。
調教が良ければ⑤本命も考えましたが、調教から抜擢した昨年と比べると動きは今1つに見えます。
穴は③かなと。取り上げて裏切られ続けの馬ですが、末脚勝負に徹すれば昨年の内容からあわやがあります。宝塚も地力の高さは見せつけました。今回の調教は何時になく終い充填で末脚を磨いて(苦笑・今更でもありますが)きた気がします。決してこの舞台は向いていないわけではなく、無欲の末脚勝負でどこまで···何だかんだイクイノックス・ドウデュース世代は強かった···も一考です。

