8番 スマイルカナ
オークスの鉄則は桜花賞残念組を狙えだ。G1を一度走った馬はここでは下駄を履かせるのが妥当。桜花賞は重だったが、この馬はほぼ11秒台で逃げて、直線はレシステンシアと互角に叩きあっての3着。最後はデアリングダクトの鬼脚に屈したが、負けて強しとはこのこと。今回は東京の2400m。逃げきるのは確かに難しいが、3歳のこの時期は差す馬だって追い出すタイミングは難しいのだ。しかも桜花賞で見せた高速逃げなら、末脚恐ろしい馬が2頭いるわけだから、その他の馬たちもかなり高度な判断力を要するだろう。戦い方がハッキリしている分、この馬に有利とは言えないだろうか。