何故か思い出しています。
2004年10月のパリ。
中島氏が関係したタップダンスシチー。
その凱旋門賞の応援の為
中島氏と私はパリに居ました。
10キロ四方の小さな街で、
凱旋門からコンコルド広場まで続くシャンゼリゼ大通りには、
途中にルイヴィトンの本店もあります。
歩道は広く日本の秋より寒いですが
カフェの外テーブルでコーヒーを飲んでいる。
洒落たパリジャン、パリジェンヌ達がいます。
パリのホテル。
『もう寝ようか』
『はい』
小さな灯りを残して灯りを消します。
時々目を開けて天井見ている。
中島氏がポツリと、
本には書かかれていない話を始めます。
翌朝。
中島氏は革靴を履いてからスーツのズボンに足を通しました。
笑って、みんなこうするんだよという。
中島氏は元藤原歌劇団のオペラ歌手。
みんなはこちらの一緒に講演したオペラ歌手の事。
時には、北海道の事務所で、東京の自宅で、カフェで
本には書かれていない血統、競馬の話はいろいろとしました。
中島理論をソフト化し血統診断をする事は可能です。
現にソフト化しているオーナーもいると考えています。
しかし、コンピュターでは数値か出来ない、
感じ取れない部分もある事も事実だと考えています。
改めて、血統の奥深さを痛感しています。
1番:★キタサンブラック2012.3.10(2人気)
・・・3戦3勝。フロックでスプリングSは勝てない。
配合バランス、バッククロス、メンバー最上位。
父、母の父は0交配ではない。
本馬の良さはその血統の奥底までいかなかれば分からない。
兄弟にめだった活躍馬はいない。
無名の母からでも配合さえ間違わなければ、重賞ウイナーが出る。
そして、G1レースに勝ち負け出来るようなレースホースが出るという実例である。
ただし、父はサンデーサイレンス系、ブラックタイド。
2015.4.19皐月賞ブログより
☆4月29日。北島三郎オーナーは旭日小綬章の受章に選ばれています。
天皇勝盾は、どうしても手にしたい。大一番になる。
2番:★トゥンクル2011.4.15(9人気)
・・・デスクワーク上の血統なら本馬がメンバー1番だと思っています。
ノーザンテーストの4代x2代=血量31.25%の超近親交配馬です。
遺伝を理解していなければ近親交配の弊害がある危険な配合です。
しかし、父ステイゴールドが満8歳時の種付で、
0交配になりノーザンテーストも0化し弊害から逃れています。
そして、8代祖先の総数を大幅に減らし、
強烈なバッククロスに成功していると考えます。
ダイヤモンドSの勝利は馬場がやや重だからではありません。
血統。遺伝的な裏付けがあります。
☆もし本馬が、先行する思い切ったレースをすれば
ビートブラックの様な大穴を開ける潜在能力のあるレースホースと考えています。
12番:★フェイムゲーム(3人気)
・・・3歳の京成杯で本馬をピックアップ勝利した際、
本馬がダービー馬かも知れないと思った程の素晴らしい血統馬です。
父ハーツクライの0交配、4父系が全て異系交配で、バッククロスにも成功しています。
血統だけなら頭を捕ってもおかしくないのですが。
心配は中7週のローテーションは、本馬には間隔が空きすぎかも知れません。
byノーザンファーム&宗像厩舎
2014.6.9宝塚記念・本音は ブログより
☆血統はケチの付けい様がない素晴らしい血統ですが、
後方からの競馬は展開的には厳しい。
自分との戦いになると考えます。
18番:★レーヴミストラル(11人気)
・・・父は非サンデーサイレンス系のキングカメハメハ産駆は
強烈なバッククロス(戻し交配)がしにくい種牡馬と考えています。
本馬も強烈なバッククロスではないと考えています。
しかし、配合バランスが素晴らしいレースホースです。
又、体力もずば抜けてあるタイプです。
☆本馬も最後方からの競馬は展開的には厳しいが、
1人気の17番:ゴールドアクターが飛ぶ様な事があれば、
8枠の代用として突っ込んでくる可能はある。
サラブレッドを競馬の勝ち負けで語るのは悲しい。
確かにサラブレッドは淘汰で始まり淘汰で終わる野かも知れません。
しかし、それだけではない魅力があるはずです。