#有馬記念、2018年最後のG1 – ハナ差で涙

強いからレイデオロで、これは誰もが考える普通の予想、これで当たるかもしれない。可能性は1番高い本命だろう。ただ枠の運の左右する部分が大きい有馬記念。ルメールだから、そんな心配いらないさと言いたい。ただこの枠によって、他馬に付け入る隙ができたのは紛れもない事実。

ましてやホープフルSはあれど、オールドファンにとって、やはり大とりは有馬で締め括りたい。夢を追うのが有馬記念だ(昨年はキタサン本命でしたが・・・)

さてならばどうするか、冬場に調子を取り戻すのは、ここ何年かのMデムーロのパターン。京都記念・札幌記念からもモズカッチャンに触手が動く。ただ京都記念も札幌記念も勝てそうで勝てなかった。エリザベス女王杯も辛勝も辛勝、デムーロの渾身の一追い(フォームが変わる)が無ければ勝てなかった。有力馬ではあるが、牡馬のここではやや敷居が高い

他に内に外の力のある馬に対抗できる馬がいるのか・・・力だけでは対抗できないかもしれない。ただ今回は人が何とかするだろう、◎池添の⑧ブラストワンピースだ。

今年忘れられないシーンがある。オークス石橋騎手のラッキーライラックは3着だった。石橋はレース後「出たなりで折り合い重視の位置。上手く乗れたかは僕が判断する事ではないので・・・」と口をつぐんだ。その翌週石橋はダービーで大穴のコズミックフォースを3着に持ってきた。勝負のポイントは1コーナー、位置を取りに押していった。人気馬では冒険し辛い、穴馬なら思いきった事もできる。でもそれだけではないだろう、石橋は反省を直ぐに活かした。それもダービーの大舞台で、かかる事を恐れずに馬を出していった。

今回同じ事が言えるのが⑧ブラストの池添。ダービーは、福永に進路を塞がれ仕掛けが遅れた。菊花賞はスローの馬群の塊を大外から抜こうとした。自分でも足りなかった騎乗だと認めている。今年の流行語ではない、でもいつの時代にも当てはまる言葉だ「いつやるの、今でしょ、池添!!」

今回ダメなら乗り代わりはほぼ間違いない。オルフェで完璧に乗っても凱旋門ではスミヨンに乗り替わった。勝負の厳しさは誰よりも知っている。やるしかない、位置をとって、前へ前へと攻めるしかない。大舞台、特に有馬に強い男の生きざまをとくと見たい。今年は馬でなく人に◎だ。外国人騎手が時代の流れ、でもこんな時代だからこそその時代に逆らう事に憧れる。

以下⑫レイデオロ、⑪ミッキーロケット③モズカッチャン、⑭⑤②⑩。正直もっと内枠なら⑪本命でも良いと思いました。天皇賞本命5着でしたが、中身は十分。内を活かすのが板についている馬なので、多少枠が残念です。キセキはやはり今回は調教が軽い、追い切りタイムを見ても明白で、力と成長は認めても、秋4戦目、やはり割引いて考えました。

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