2024年4月28日(日曜) 3回京都4日 発走時刻:15時40分 11レース ウインファイヴ 5レース目 第169回天皇賞(春)GⅠ

格下の激走は展開等に恵まれれば、イングランディーレやビートブラックはあるものの、共通点は逃げ馬。差し馬や追い込み馬での格下激走は皆無で、G1の長い距離では格がものを言う=力差が明確に出ます。 もう1つフィエールマン等の勝馬は勿論の事、フェイムゲームやカレンブラックヒル等のリピーターもいる事を忘れてはいけません。これは長距離の適正と能力は、上限値が決まっていて、強い馬はいつまでも強く、なかなか下からの突き上げは難しいからと思っています。なかなか世代交代しない距離カテゴリーであるのも、この点ではないでしょうか。よって展開紛れ以外の大荒れ、無謀な本命は禁物です。ただこのリピーター組が穴になりそうなレースではあります。 次に展開を見ていきます。日経賞大逃げのマテンロウレオが、また逃げるかもしれませんが、前走は当日の気配から逃がした方が良さそうだったとの事。決して逃げ馬ではありません。先に名前を上げたビートブラックはオルフェーヴルがしんがり近くにいて中団馬が動けなかった。イングランディーレはネオユニヴァースやゼンノロブロイ等の同世代4頭が中団ぐらいに皆いて牽制し合っていた。そんな展開利が大きく働きました。ドゥレッツァの出方は全く読めませんが、テーオーロイヤルは比較的先行タイプで自力で動ける脚質。逃げ馬に展開利が大きく働くとは思えないメンバー構成です。それと2年前にタイトルホルダーに喧嘩を売りにいったコンビ、今回はより強気に乗って良いメンバーです。 あとは枠順、近年は強い馬が外枠に入り、不利を跳ね除けていますが、普通に考えれば不利は不利。余程の力がないと、やはり評価は下げざるえないでしょう。 そして枠が出て… ◎⑫⑭⑦①④⑨⑪⑯ 迷っているわけではないのですが、本当なら⑭テーオー◎でした。ただ阪神大賞典は余計でしょう。ダイヤモンドSの段階で、かなり良いところまで強さが戻っていました。前走はそれを証明した形で当たり前の強さです。本来の強さの上限は一昨年タイトルホルダーに喧嘩を売りにいった2年前。今はそこに近いぐらいに戻っています。ただやや重でも雨が土砂降りで悪化中の阪神大賞典での激走は、疲れが残る可能性が高い。どの道悪でも勝ち馬は別格扱いと思っていますが、ダイヤモンド→天皇賞春なら本命と思っていただけに、涙の対抗です。また京都未経験もややマイナスです。 本命は⑫ドゥレッツァ。前走の離された負けは、コース取りだけでなく世代レベルもある気がします。菊はルメールの神騎乗、でもそれにしても強かったです。前走の着差も中距離→ステイヤーよりにシフトしているとしたら、納得の着差。フィエールマン的な存在になる可能性もあります。また菊花賞前の連勝時のポテンシャルもGIを勝つ馬だからこそのパフォーマンス。前走は少しガッカリでしたが、評価を下げる内容ではなく、本命にしました。 ①サリエラは、ポテンシャルならこの兄弟でも上位のGI級です。エリザベス女王杯はマーカンドが手探りでしたが、右回りをこなせない事はなく、前走も強いテーオーに互角の内容でした。天皇賞(春)を走るには明らかに経験不足ですが、折り合いは武豊騎手とも合いそうで、うまく脚のたまる流れなら出番がありそうです。それとこの馬にしては、珍しく順調です。 穴っぽい穴もいないなら3年連続2着のディープボンドを立てたいのですが、手応え悪くなってからが真骨頂の馬が、前走は手応え悪いまま下がっていきました。騎手も替えすぎ迷走と言うより、もう流石にお疲れの気がします。 逆に⑨シルヴァーソニックは8歳でも休み休みローテ。前走は道悪でも最初から叩き台。リピーターとして⑪マテンロウも魅力あるリピーターです。 ⑯チャックネイトは前走不良馬場での見えない疲れ。しかも外枠と経験不足等のマイナス材料はありますが、阪神大賞典組をそこまで評価していないので、ならばと思い最後の1頭としました。

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