★華麗なる芦毛の天皇賞馬メジロアサマNo.2 タマクイーン

★華麗なる芦毛の天皇賞馬メジロアサマNo.2 タマクイーン

中島氏は昭和38年(1963年)突然、高木良三調教師から「どの馬が良いと思う」と聞かれます。
中島氏は、当歳馬の血統書を見せて貰い「このヒンドスタン(1946年生まれ)の牝馬が良いと思います」と答えます。

この牝馬は、高木調教師から聞かれ答えただけで中島氏の推薦馬ではありませんでした。
しかし、この牝馬がのちのタマクインで昭和42年(1967年)、関屋記念、毎日王冠を勝ちその年の最優秀古馬牝馬に輝きました。
中島氏は、毎日王冠の優勝シーンを、宇都宮氏と東京競馬場の役員ルームから観ていたそうです。

宇都宮氏は優勝のお祝いを兼ねて、中島氏を銀座の高級ふぐ料理屋に連れて行きます。
料理屋の店主が宇都宮氏にあいさつをして「今日は、どのお皿に致しますか」と聞きます。
すると宇都宮氏は、「柿右衛門で」と答えました。しばらくすると、柿右衛門の大皿に盛り付けたふぐ刺しが出てきたそうです。

宇都宮氏は、中島氏の顔を見て「中島君、この皿いくらぐらいすると思う」と聞いたそうです。
中島氏は、しばらく考えてから「わかりません」と答えました。
すると宇都宮氏は、再び中島氏の顔を見て「今日の賞金(450万円)の倍ぐらいだろう」と言ったそうです。

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