こんばんは
仲住調教師は、中島氏に絶対の信頼をおいていました。
テスコの仔でいい仔がいるよという連絡に即座に反応します。
テスコの仔、中島氏の推薦その2点だけでエージェントを通して言ったのか、自分が直接福岡牧場に言ったのかは聞いていませんが、仲住調教師は、そのテスコの仔を押さえたのです。
そして、福岡牧場でテスコの仔を見ます。実際には馬を立たせた程度の様です。中島氏の推薦馬という事がある為、4本脚が付いているね。OK。
そんな程度で、ろくろく馬など見ていなかった様です。
一応放牧場に入れ、そのテスコの仔を眺めていました。と、突然仲住調教師が『ついてねー、牝馬だ』と叫んだと言うのです。
隣にいた中島氏は一言『そうだよ、牝馬だよ』と言ったそうです。
仲住調教師が男馬と思っていたのに、女馬と最後まで気づかなかった事は有名なエピソードですが、何故気づかなかったかは本当のところ語られいませんが、血統の鬼、中島国治の推薦の馬だったからこそ、最後の最後まで気づかなかったのです。
名調教師が男馬と女馬を最後の最後まで気づかないなんてありえません。
中島氏以外の紹介の馬であれば、血統書も取り寄せたはずですし、男か女かも確認していたはずです。
馬を立たせて確認しないなんて事はありえません。
血統の鬼、中島国治がそうさせたのです。
これが、仲住調教師が女馬と気づかなかった本当の理由だと思います。
そして、テスコガビーが競争を終えた時に仲住調教師と中島氏が大笑いをするもう一つのエピソードを残す事なります。